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2016年1月の日記

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2016/01/13(水) 第395回12月26日放送

特選句 

     ケンカした昨日みんなが忘れてる         隆太

入選句

   題『仲直り』
     妻という杖の強さを老いて知り           義樹
     仲直り外観だけはする首脳             幸二
     アメリカと仲直りして七十年             野薫
     世界平和まずは我家の嫁姑           千恵子
     地球は丸い 角を立てずに仲直り         めぐ
     夫婦喧嘩一時休戦孫の声          おーちゃん
   題『自由吟』
     六十五湯上り美人と自慢する        しゅういち
     冗談の中の本音を聞き逃す            英樹
     たらればはロマンチストが多用する        敏晴
 

選者の一句

    ときどきは弱音も吐いてひとり言         ヨシヱ
 


    ☆ 2月のお題は『二階』   来年1月末日締切りです。
    ☆ 3月のお題は『根元』      2月末日締切りです。    

    ☆ なお『自由吟』は随時、募集しています。
 

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    ☆ 葉書・封書   〒673-0493 三木市エフエムみっきぃ
    ☆ Fax番号     0794-86-1761
    ☆ e-mailアドレス  melbo@fm-miki.jp
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   今回の特選句『ケンカした昨日みんなが忘れてる』

    幼い頃、同い年という括りも無く遊んでいた頃を思い出す一句です。

    私は大阪の下町育ちで、男の子も女の子も一緒に『近所の子』で遊ん
   でいました。学校に行っている子は『大きい子』、まだ学校に上がってい
   ない『小さい子』も一緒ですから何かとケンカになります。弟が泣くとお姉
   ちゃんが怒ってケンカになったり。またその反対も。
    でも、ケンカ別れした翌日も何事も無かったように遊んでいましたっけ。

    平和で懐かしい、一生懸命に遊んでいた『あの頃』を思い出しました。

2016/01/13(水) 第394回12月19日放送

特選句 

     木漏れ日の詩(ウタ)は鉛筆書きがいい     真理子

入選句

   題『仲直り』
     ニッと笑いニッと返して仲直り            幸二
     孫が来て仲直りする爺と婆              有子
     酒でもめ和解の酒でまたもめる           孝志
     前よりも絆深まる仲直り                益弘
     仲直りするたび夫の財布痩せ            野薫
     仲直り時がふたりのキューピッド          ヒッシ
     平行線少し倒して仲なおり              敏晴
   題『自由吟』
     胸を打つ本に出会って勇気得る       しゅういち
     六度目の申年歩む一歩ずつ             めぐ
 

選者の一句

    振り向けば足跡ぽっと灯ってる         桔理子
 


    ☆ 2月のお題は『二階』   来年1月末日締切りです。
    ☆ 3月のお題は『根元』      2月末日締切りです。    

    ☆ なお『自由吟』は随時、募集しています。
 

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   今回の特選句『木漏れ日の詩(ウタ)は鉛筆書きがいい』

    もしジャンル分けをするならば『叙情川柳』という類になるのだと思い
   ます。この句を説明せよ!と言われても説明できません。
    この句の持つ空気を感じて欲しいと思います。

    『木漏れ日』を詠った詩を書くのならば、マジックやサインペンは論外、
   毛筆もそぐわない。ボールペンも、文字を書く時の王者とも思える万年
   筆さえも少し違う。常に尖っているシャープペンシルでもなく、鉛筆が
   いい。
    少し丸みのあるやわらかな鉛筆がいい。

    そう詠まれているだけなのに『木漏れ日』の持つサラサラとした感じや
   色合い、暖かさや穏やかさなどが伝わってくるようです。

    本当に素敵な一句だと思います。

2016/01/08(金) 第393回12月12日放送

特選句 

     仲直り 団子の串を枕元               翔空

入選句

   題『仲直り』
     ビンビール開けてくれたらすぐゴメン        隆太
     ありがとう五文字のメール仲直り          翔空
     仲直りこちょとくすぐり笑い顔          しゅういち
     頑固者おだて上げられ仲直り            一徳
     慰謝料の額で折合い握手する          行兵衛
     同病と聞いて許した嫌な奴              聖也
   題『自由吟』
     十億円 諭吉さんだと何枚や             義樹
     なき彼の近況 星にたずねよう           瑠璃子
     生きておりますかと風が戸を叩く         喜八郎
 

選者の一句

    雲切れて虹立つ峰に湧く勇気             敏子
 


    ☆ 2月のお題は『二階』   来年1月末日締切りです。
    ☆ 3月のお題は『根元』      2月末日締切りです。
    

    ☆ なお『自由吟』は随時、募集しています。
 

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   今回の特選句『仲直り 団子の串を枕元』

    諍いの原因は些細な事だったのかも知れません。「悪かった、ごめん」
   とは言い難いものだったのでしょう。でも、怒りに尾鰭が付いたりして奥様
   の機嫌をしっかり損ねてしまったようです。今さら「ごめん」と謝りの言葉を
   言ってもご機嫌が治る気がしません。

    そこで小さなサプライズを思い付かれたのでしょうか。奥様の寝ている
   枕元に買って来たお団子を置いておく。『仲直りしよう』のメッセージです。
    上手く躱したなあ、と思いつつ目が覚めた奥様が熱い日本茶を入れて
   下さって一緒に食べる光景なんかも浮かびます。

    『団子の串』で、選者同士の想像が膨らみ『草団子』『みたらし団子』と
   上がりましたが、私は絶対『みたらし団子』と思っています!
    フワリと優しい一句だと思います。