▼ 2016/01/13(水) 第394回12月19日放送
■入選句
題『仲直り』ニッと笑いニッと返して仲直り 幸二
孫が来て仲直りする爺と婆 有子
酒でもめ和解の酒でまたもめる 孝志
前よりも絆深まる仲直り 益弘
仲直りするたび夫の財布痩せ 野薫
仲直り時がふたりのキューピッド ヒッシ
平行線少し倒して仲なおり 敏晴
題『自由吟』
胸を打つ本に出会って勇気得る しゅういち
六度目の申年歩む一歩ずつ めぐ
■投句の宛先
☆ 葉書・封書 〒673-0493 三木市エフエムみっきぃ☆ Fax番号 0794-86-1761
☆ e-mailアドレス melbo@fm-miki.jp
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今回の特選句『木漏れ日の詩(ウタ)は鉛筆書きがいい』
もしジャンル分けをするならば『叙情川柳』という類になるのだと思い
ます。この句を説明せよ!と言われても説明できません。
この句の持つ空気を感じて欲しいと思います。
『木漏れ日』を詠った詩を書くのならば、マジックやサインペンは論外、
毛筆もそぐわない。ボールペンも、文字を書く時の王者とも思える万年
筆さえも少し違う。常に尖っているシャープペンシルでもなく、鉛筆が
いい。
少し丸みのあるやわらかな鉛筆がいい。
そう詠まれているだけなのに『木漏れ日』の持つサラサラとした感じや
色合い、暖かさや穏やかさなどが伝わってくるようです。
本当に素敵な一句だと思います。