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2016年1月の日記

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2016/01/30(土) 第400回1月30日放送

特選句 

     申年に良く見良く聞きしゃべりたい           富夫

入選句

   題『飛ぶ』
     野良猫と冬に飛ぶ蚊は放し飼い           千恵子
     飛ぶまでの勇気が未だ溜められぬ           益弘
     山寺に霰飛び込む 寒からず              翔空
     昭和史に飛ばし読みたい箇所がある          英樹
     北風に帽子おさえて急ぐ子等             瑠璃子
     イメージの通り飛ばせる五郎丸             堅坊
     車窓から白鷺城が飛んでゆく                寿
   題『自由吟』
     しいたいこと いっぱい抱いて初詣で          重子
     この前な あの話して五十年               義樹
 

選者の一句

    色紙への構図が出来て墨を磨る            正明
 


    ☆ 3月のお題は『根元』      2月末日締切りです。
    ☆ 4月のお題は『担当』      3月末日締切りです。    

    ☆ なお『自由吟』は随時、募集しています。
 

投句の宛先

    ☆ 葉書・封書   〒673-0493 三木市エフエムみっきぃ
    ☆ Fax番号     0794-86-1761
    ☆ e-mailアドレス  melbo@fm-miki.jp
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   今回の特選句『申年に良く見良く聞きしゃべりたい』

    今年は申年なので、猿に因む句はたくさん寄せられました。
    この句もその一つでしたが、三猿ですね!『見ざる・聞かざる・言わざる』
   いやいや、今の時代はそうじゃない。時代の流れをよく見て、見聞を広め、
   言いたい事はキチンと言葉にする。川柳人として、そうあるべきですね。

    本歌取りを上手くもじって納得の一句です。
    楽しい句ですが、決意表明とも。

    私もこの一年、『よく見、よく聞き』言葉にして伝えたいものです。

2016/01/23(土) 第399回1月23日放送

特選句 

     はやぶさは英知とロマンのせてとぶ          恭子

入選句

   題『飛ぶ』
     今日こそは飛んでみせると勝負服       おーちゃん
     無礼講ちょっと度が過ぎ飛ばされる          敏晴
     断捨離で身を軽くして飛び跳ねる            めぐ
     長旅へ湖畔を譲り鴨一気               ヒッシ
     思わぬ時に思わぬものが飛んでくる           葵
     日本を目の端に置き初春を飛ぶ            重子
   題『自由吟』
     妻の小言ジワジワと効いてくる          しゅういち
     あと一歩進めば金になれるのに           真理子
     まだ先が見えない余生汗をかく             堅坊

 

選者の一句

    炎(ヒ)を抱いてうたかたをゆく風のみち       ヨシヱ
 


    ☆ 3月のお題は『根元』      2月末日締切りです。
    ☆ 4月のお題は『担当』      3月末日締切りです。    

    ☆ なお『自由吟』は随時、募集しています。
 

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   今回の特選句『はやぶさは英知とロマンのせてとぶ』

    『はやぶさ』の奇跡、奇跡と呼んではいけないのでしょうね、「軌跡」、は、
    本当に感動とロマンを与えてくれました。昨年放送された『下町ロケット』
    というドラマも面白かったです!

    ドラマ化され映画化され、探査機『はやぶさ』がもたらしたものは小惑星
   イトカワの情報以上のものがありましたね!
    日本人である誇りのようなものすら感じました。

    英知とロマン。新しい一年の幕開けにブワ~ッと心が広がっていくような
   一句だと思います。

2016/01/16(土) 第398回1月16日放送

特選句 

     ビザなしで今年も来たよ渡り鳥            恭子

入選句

   題『飛ぶ』
     飛ぶ雁に安否尋ねる北の国              英樹
     保育園ママを見つけて飛んできた           有子
     飛び上がる比率で分かる感動度            益弘
     一喝で飛び交う不満水を打ち             一徳
     羽がある証拠程度に飛ぶあひる           幸二
     お化粧を重ね素早く飛ぶ噂               堅坊
   題『自由吟』
     雁風呂(ガンブロ)を語る爺(ジ)さまの目のやさし   喜明
     お歳暮も賀状も義理は止めました         行兵衛
     競技場国の面子で突っ走る              富夫
 

選者の一句

    ジェラシーが言わせてしまうブーイング        敏子
 


    ☆ 2月のお題は『二階』   来年1月末日締切りです。
    ☆ 3月のお題は『根元』      2月末日締切りです。    

    ☆ なお『自由吟』は随時、募集しています。
 

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   今回の特選句『ビザなしで今年も来たよ渡り鳥』

    いつも決まった季節に海を越えて飛んでくる渡り鳥。その鳥たちの世界
   にはビザなんて当然、要らない。

    転じて人間社会に蔓延る『国境』という意識、『宗教』という意識。渡り鳥
   が何処にでも自由に行ける…というわけではないのですが、何の手続き
   もお金も手段も必要としない渡り鳥に『自由』を感じておられるのだと思い
   ます。

    渡り鳥がいつものように渡って来て湖畔を賑わす様子に『平和』という
   事を考えずにはいられません。

2016/01/16(土) 第397回1月9日放送

特選句 

     虹色の風船飛ばす春の朝              なごみ

入選句

   題『飛ぶ』
     手裏剣が飛び交うような中国語            孝志
     女子会も十人十色会話飛ぶ               寿
     信じてた大樹に首を飛ばされた        おーちゃん
     金星へルート変更できるナビ             としや
     ペンギンが鳥にかえった水の中           真理子
     飛び散ったことば集める鍋料理            恭子
   題『自由吟』
     銀盤のプリンス進化止まらない            敏晴
     お客さん引っ張らないで蟹の足            氷筆
     万札へ畏敬の念が薄くなる            しゅういち
 

選者の一句

    気遣いが少し重たい病み上り              夏牛
 


    ☆ 2月のお題は『二階』   来年1月末日締切りです。
    ☆ 3月のお題は『根元』      2月末日締切りです。    

    ☆ なお『自由吟』は随時、募集しています。
 

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   今回の特選句『虹色の風船飛ばす春の朝』

    『春の朝』の空のイメージ、真っ青な空より少し明るい空を想像しました。
   その明るい空に向けて風船を飛ばす。

    『虹色の風船』とは、どんな風船でしょうか?
    何色もの風船が一斉に飛ばされたのでしょうか。それとも、春の朝の光線
   によって虹色に見えてのでしょうか。
    本当に風船を飛ばされたのでしょうか?風船が流れて来たのでしょうか?
   それとも、新春の空に心の風船を飛ばされたのでしょうか?
    想像が膨らみますが、どれも爽やかです。

    新春に相応しい、とても綺麗で希望に満ち溢れた一句だと思います。

2016/01/13(水) 第396回1月2日放送

特選句 

     ブーイング浴びて夕陽が青くなる         喜八郎

入選句

   題『飛ぶ』
     正月だドローンで飛ばすやっこ凧           幸二
     年金で生活するは夢に飛ぶ           しゅういち
     生き過ぎた俺もなりたや千の風           行兵衛
     爆買いに飛んでくる人笑えるか           千恵子
     国産機飛んで青空透き通る               篤
     帰省する前に気持ちが飛んでいる          益弘
     飛ぶ鳥もかつては泣いた母の背           富夫
   題『自由吟』
     まあまあがほめことばです無口な師         氷筆
     孤独さを楽しむように冬の月              喜明
 

選者の一句

    千兆の負債を返す手は打てぬ            正明
 


    ☆ 2月のお題は『二階』   来年1月末日締切りです。
    ☆ 3月のお題は『根元』      2月末日締切りです。    

    ☆ なお『自由吟』は随時、募集しています。
 

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   今回の特選句『ブーイング浴びて夕陽が青くなる』

    何気なく言った一言が、はたまた良いと思ってやった事が、まさかの
   ブーイング!(あれ?)と戸惑う姿が目に浮かぶようです。だって、真っ
   赤であるはずの夕陽すら『青くなる』のですから!

    『夕陽が青くなる』という表現にインパクトがあって面白いと思います。
   もちろん、青くなっているのは『自分』なのですが!

    最悪のシチュエーションだって笑い飛ばしてしまうのが川柳です。
    どんな状況であったのかは読む人の経験に任せてしまって、戸惑い
   焦っている気持ちをズバッと詠んでいるのが潔いと思いました。