▼ 2014/01/13(月) 第293回1月11日放送
■入選句
題『 七 』おいしいね やはりサンマは七輪や 喜明
七面鳥 役目が過ぎて来る迎春 清香
来年はアベノミクスで七つ星 俊博
七草の名前知らねど粥すする 有子
七センチ開けて隣とお付き合い おーちゃん
微笑みは七難隠し美人見え 栄
題『自由吟』
心こめ出来た御節に恵比須顔 寿
竹の子が土のバーベル持ち上げる 良種
初日の出 私は昨日の太陽よ めぐ
■江戸川柳
死にそうもないで念仏講を退き寛政3年(1791年)柳多留24篇の句です。
『念仏講』は、宗派の違いはあっても『念仏を唱える』信者たちの会合
のことです。
念仏講は信徒の定期集会で、その際いくらかの掛金をして、亡くなる
と弔慰金を贈っていました。
死ぬと家族のために金は貰えるが、長生きをすれば掛金ばかり。損
をするから念仏講を脱会します、という内容の川柳です。
信心よりも経済優先という事です。
『講』という組織は、『念仏講』の他に、神仏を祭りお参りの団体として
『伊勢講』 『稲荷講』 『大師講』などや、鎌倉時代から続いていた『頼
母子(たのもし)講』 『無尽講』があり、現在の銀行の元となる組織です。
この時代から生命保険のような組織があったのかと、びっくりしました!
『知らなかった!』と、放送で言ってしまったけど、よく考えたら日本史で
習ったような…。
川柳の豆知識として目に入ると新鮮で、親近感が湧きますね!
■選者の一句
寒の水飲み干し満ちて来る思索 ヨシヱ☆2月のお題は『匂い』 1月末日締切りです。
☆3月のお題は『魚』 2月末日締切りです。
☆なお『自由吟』は随時、募集しています。
今回の特選句『赤のれん愚痴を肴に七杯目』
赤のれん。
最初、赤ちょうちんの事かと思ったけど少し違うようですね。
赤のれんには常連のお客が集っているイメージがあります。
常連のお客と愚痴を言い合って、盛り上がって憂さ晴らしする情景
があったかいような、ちょっと侘しいような(^_^;)
でも、そうやって憂さを晴らして、翌日は別の顔になれるというもの。
さて、この句、愚痴を肴にして、もう七杯目を飲んでいる。…覚えて
いるのはこの辺りまで?
何やら情景が浮かぶ、しかも川柳っぽく楽しく纏まっているのが
佳い句だなぁと思います。
1: 桔理子 2014年01月22日(水) 午後2時11分
ご投句、ありがとうございます!
今年は『川柳広場』300回を迎えます。
第300回は3月、ちょっといちもと違う企画を考え中です!
2: ようこそ川柳広場へ 2014年02月01日(土) 午後1時23分
めぐ様
コメントありがとうございます!!!
『300回記念放送』は、みっきぃでは3月1日放送です!
お誕生日なんですね!
おめでとうございます!!!
記念放送の日にお誕生日、頑張ります!(#^.^#)
桔理子