■入選句
題『茣蓙』運動会先ずは茣蓙敷くパパの役 なごみ
ござの上はらり桜のひとひらよ 清香
花開き茣蓙も開いた酒の宴 英明
花びらも仲間に入れて茣蓙の上 恭子
たたみ屋の息子場所取り買って出る 千恵子
おもいっきり泣ける場所あり茣蓙ひと間 すみえ
物置で寝ているゴザにいやされる めぐ
題『自由吟』
青芽吹く古木休んでいけという 重子
再会に熱く抱きあう春の駅 かほる
■川柳ヒストリー
第三者益々話こじらせる 西尾 栞川柳結社『川柳塔』の主幹を務めた西尾 栞(シオリ)の句です。
この句は、個人と個人の話に第三者が入って、話をかえってややこしくした。
の意味でしょう。時代が変わっても人の心は同じようです。
西尾 栞は川柳選者として独特の意見を述べています。
『作者の職業を知り、年齢を知る事が先ず作者を理解し、その作品を理解し、
その作品を理解することの最短距離だと思ったので、雑詠は先ず名前を見る。
喜びの句であれば共に喜びの気持ちで、哀しみの句があれば、また共にその
哀しみの心になって選句にあたる。また、課題吟は名前を見ない。それが川柳
人を育てる道である』
これは、一つの考えだと思われます。
■選者の一句
三代の親子で交わす酒の味 正明☆6月のお題は『自転車』 5月末日締切りです。
☆7月のお題は『スイスイ』 6月末日締切りです。
☆なお『自由吟』は随時、募集しています。
今回の特選句『還暦を過ぎてわかった酒の味』
お酒はお酒なのですから、同じなのでは、と思うでしょうが、これは実感句、な
のだそうです。還暦を過ぎて、人生のこもごもを知り尽くしてから呑むお酒の味は、
これからが本物、なのでしょうか。私は、未だ、もう少し、遠いのですが、楽しみな
ような、まだ知らなくても良いような気がします。でも、この句の良さは分かる気が
します。しっとりした良句だと思います。
1: ようこそ川柳広場へ 『もみ 様 ご投句、ありがとうございます! 確かに拝受いたしました! これからも頑張りますので、よろしくお願いいたしますm(__...』 (2013/04/08 12:22)
2: ようこそ川柳広場へ 『もみ 様 ご投句、ありがとうございます! コメントもすごく嬉しいです(#^.^#) 励みになります! 私も勉強になります。一緒...』 (2013/04/12 22:15)
3: ようこそ川柳広場へ 『もみ様 いつもありがとうございます! 『切る』のご投句、拝受いたしました! 次回の放送はちょっと用があって休みます、でも、放送...』 (2013/04/15 12:31)