▼ 2013/10/19(土) 第280回10月12日放送
■入選句
題『祭り』祭りの灯悲惨にさせてハプニング なごみ
窓越しにお囃子ふわり床(トコ)に来る 葵
祭神はだれか知らぬが拝んどく 氷筆
新米届く 故郷は祭りだな はるママ
お祭りは子供に帰る八十路でも 瑠璃子
夏祭り終えて無言のゴミ拾い 英樹
神様も寝不足になる村祭り おーちゃん
題『自由吟』
野分過ぎ畳が泳ぐ桂川 節城
秋日和また始めよか万歩計 栄
■楽々川柳
『同人』について実は私からの質問です。
『同人』って何ですか?『同人』になってメリットあるのでしょうか?
なんちって、私自身『ふあうすと川柳社』の同人なわけですが(^_^;)
『同人』とは『同好会』の会員、と同じような事だそうです。川柳を始
めて、川柳が好きになって、もっと川柳に触れたい、川柳を詳しく知り
たい、って気持ちが湧いたらぜひ、同人に!やっぱり同人として関わ
る方が早道な気がします。
私も同人となり、こうしてラジオの川柳の番組にも参加させて頂き、
川柳というものに対する愛着と言うか、またその深みに触れてます
ます『頑張ろう!』という気持ちと…『深い句作れない…』的なジレンマ
も…(^_^;)
川柳の柳社は『ふあうすと川柳社』をはじめ、『番傘』 『川柳塔』
『時の川柳社』等々たくさんありますので、いろんな句会や大会に参
加されて自分と合いそうな川柳社を選ばれて同人になられるのが良
いと思います。
趣味のサークルになりますから、ちょっとお金は出すばかりとなり
ますが、川柳は紙と鉛筆があればできる趣味って言われてますので
(^^♪
句会参加料も500円だし参加すると句誌が貰えますし。
句会のドキドキ感は、ちょっとした麻薬ですよ。
■選者の一句
鬼だって天使の笑顔には勝てぬ 夏牛☆11月のお題は『写す』 10月末日締切りです。
☆12月のお題は『残す』 11月末日締切りです。
☆なお『自由吟』は随時、募集しています。
今回の特選句秋祭り鎮守の杜が動きだす
『鎮守の杜』…静かで厳かな、または、いつもはひっそりとしているお社
です。そのお社が『秋祭り』には華やかに幟が立ち、人々が集まり、祭儀
なども執り行われるのでしょう。
その情景を、少し上空から眺めている様な(すみません、私の感覚です)、
『動きだす』という表現が素晴らしいと思いました。
『鎮守の杜が動きだす』 わあああ、何か目に浮かびますね!リズムも良
いし、声に出してもスッと耳に入って来ますし、佳句だなぁと感心しました。
夏牛さんも『静と動の対比が自然で素晴らしいね』と、おっしゃっていました。
この『川柳広場』させていただいて、こういう句に出会えると『この番組に
関われて良かった♪』と、つくづく思います。