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2017/04/20(木) 第459回3月18日放送

特選句 

 斜交いに見たらなんとかなる鏡      喜明
 

入選句

題『顔』
 何食わぬ顔だが嘘を付けぬ眉       麦乃
 これからももっと増やすぞ笑い皺     洋子
 童顔の君のごめんをまた許す      寿美代
 ネクタイを外すと裏の顔になる      義子
 忘れましょ やはり笑顔が似合います  喜佐男
 ナショナリズムの不気味な流れ顔を出す  堅坊
題『自由吟』
 物忘れするから物が覚えられ      一本杉
 川柳の話題を持って世を渡る    しゅういち
 文明の機器顔負けの老いの知恵      節子
 花咲けど還らぬ島が北にある       敏晴
 

選者の一句

 木洩れ日の森に少年期の影絵     ただじ



☆5月のお題『待つ』   4月末日締切り。
☆6月のお題『マスコミ』 5月末日締切り。    

☆ なお『自由吟』は随時、募集しています。
 

投句の宛先

 ☆ 葉書・封書   
   〒673-0493 三木市エフエムみっきぃ
 ☆ Fax番号     0794-86-1761
 ☆ e-mailアドレス  melbo@fm-miki.jp
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今回の特選句『斜交いに見たらなんとかなる鏡』

 もう、何と言って良いのか!噴き出してしまいました。

 最近お化粧の乗りが良くないし、髪型もすんなりと決まらない。鏡を覗き込んでいると要らない物まで目に付いてくる。笑ったり顰めたり、横目で見てみたり…。お?
 斜交いに見てみたら?この角度なら『まだイケてる』

 そんな意味じゃないと思います。寄る年波をちょっと自分自身で揶揄っておられるのでしょうか。でも、そこには(まだまだイケる。捨てたもんじゃない)とか、(まだ前に進むぞ)という気持ちも含まれている気がします。

 何だか余裕ですね!『斜交いに見たら』ほら!
 そんな声が、明るい笑みが見えるような気がします。

 ユーモアと軽みのある佳句だと思いました。(桔理子)