▼ 2016/05/14(土) 第414回5月7日放送
■入選句
題『迷う』小さき手の小銭だ菓子とにらめっこ 葵
どちらでもいいのに迷うアホらしさ あのね
生き方もすこし迷って人らしい 益弘
迷うけど最後はやはり値が決める 千恵子
メニュー見て迷ったあげくまた「きつね」 鶏子
3ではなァ5ではと祝儀決まらない 孝志
迷ったら帰って来いと待つ地蔵 紘一
題『自由吟』
くまモンよ不死鳥になり飛んで行け 富夫
着こなしてあげる噂というドレス 真理子
■投句の宛先
☆ 葉書・封書 〒673-0493 三木市エフエムみっきぃ☆ Fax番号 0794-86-1761
☆ e-mailアドレス melbo@fm-miki.jp
☆ ブログ・コメント欄
『コメント』欄にご記入いただき、上の『非公開コメント』に
『✔』を入れて、非公開でご投稿ください。
今回の特選句『一言のジョークが放つ静電気』
『ジョークが放つ静電気』…どういうシチュエーションなのでしょう?
そのジョークは面白かったのでしょうか?
それとも駄洒落の類いで所謂『寒い』ものだったのでしょうか?
鋭い所を衝くドキッとするものだったのでしょうか?
静電気はバチッと音がした気がしてビックリします。小さな火花で痛い
場合もあります。
でも、ジョークの種類を考えていたら、この句の面白さを味わう事が出
来ないと思います。
『一言のジョーク』が、何も無いところに『静電気を放つ』のです。このよ
うな表現は見た事がありませんが、でも、何となく分かる気がします。
作者の思いとは違うかも知れませんが読み手は様々な場面を思い浮
かべて納得するのでしょう。
奇抜な表現は全てが良いのではなく、読み手が納得するものでなくて
はいけないと思います。
この句自体が『静電気』を放ち、ドキっとさせられた気がします。