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2016年5月の日記

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2016/05/28(土) 第417回5月28日放送

特選句 

     迷ったらお茶の一杯召し上がれ         めぐ

入選句

   題『迷う』
     改札を抜けて出口でここはどこ           葵
     花冷えに豆腐 湯にする冷にする         幸二
     迷うこと多々あり出費額による       しゅういち
     迷うほどたいしたことじゃなかったな      れおん
     父の背は迷い打ち消す羅針盤          麦人
     迷ったら方向音痴だからねと             寿
   題『自由吟』
     熊本の天守胸打つ大震災             鶏子
     セールスに尾を振るポチの役立たず       英樹
     マスコミの右へ倣えは意味が無い        凉平

 

選者の一句

    さりげなく幸せですと花便り            ヨシヱ

 


    ☆ 7月のお題は『スタート』    6月末日締切りです。
    ☆ 8月のお題は『山』       7月末日締切りです。    

    ☆ なお『自由吟』は随時、募集しています。
 

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    ☆ 葉書・封書   〒673-0493 三木市エフエムみっきぃ
    ☆ Fax番号     0794-86-1761
    ☆ e-mailアドレス  melbo@fm-miki.jp
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   今回の特選句『迷ったらお茶の一杯召し上がれ』

    『迷う』というお題でいろんな迷うが投句されましたが、作風が違って、
   とても新鮮でした。そうだなあ!煮詰まった頭にはちょっと熱めのほうじ
   茶、煎茶。良いかも知れません。

    迷うのは損得勘定、義理人情、自分だけではなく近い人たち遠い人た
   ち、巻き込むから迷うって事もありますね!スパッと割り切れないから迷
   うし、迷い始めたら収拾が付かなくなってしまいます。
    迷っている息子に何も言わずにそっとお茶を差し出せば、ほっと一服、
   上手に切り替えができて、気持ちを落ち着かせてくれる事でしょう。

    優しい言葉、優しい見付け、優しい心遣い。ホッとさせる一句です。

2016/05/25(水) 第415回5月14日放送

特選句 

     遺言に迷わず書いた尊厳死           洋子

入選句

   題『迷う』
     迷うことはないウエストゴムにする      なごみ
     頃合を今年も迷う衣替え             恭子
     考える葦にも迷いたんとある           麦人
     太陽に向かって消えていく迷い         英樹
     避難所も我が家に居るも迷う揺れ       ヒッシ
     迷いから覚めて緑が美しい           堅坊
   題『自由吟』
     潮時でやめた男がカッコええ          富夫
     独り身のわたしと遊ぶペンの彩          恵
     百才がボソリ長寿の種明かし          義樹

 

選者の一句

    くまモンと祈る復興へのうねり          ただじ

 


    ☆ 6月のお題は『越える』     5月末日締切りです。
    ☆ 7月のお題は『スタート』    6月末日締切りです。    

    ☆ なお『自由吟』は随時、募集しています。
 

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   今回の特選句『遺言に迷わず書いた尊厳死』

    『遺言』とされていますが、今、エンディングノートという物があります。
   調べてみましたがエンディングノートと遺言書は少し違うようです。この
   句の場合やっぱり『遺言』なのでしょう。

    この句の主題は『尊厳死』です。迷わず書いた尊厳死、オトコマエな
   句だなと思いました。潔く、力強く…少し哀しい気がしました。
    数年前父を見送りましたが、兄と相談して救命措置は行わないという
   事にしました。父はずっとそう言っていたので決めたのですが、意識は
   無くてもそこに居るというだけで居てくれるという気がしたので親という
   存在は大きいと改めて思いました。いざとなったら子どもは迷います。

    だからでしょうか。この句の潔さに惹かれました。バシッと言い切った
   ところに作者の人生観、想いが見える気がします。

1: めぐ 『半年の最優秀にお茶の一杯を選んで頂き感激しています。皆様の川柳にいつも、いいなあと励まされて続けています。次のスタートのお題、出...』 (2016/06/04 10:14)

2016/05/14(土) 第414回5月7日放送

特選句 

     一言のジョークが放つ静電気        わか子

入選句

   題『迷う』
     小さき手の小銭だ菓子とにらめっこ        葵
     どちらでもいいのに迷うアホらしさ      あのね
     生き方もすこし迷って人らしい          益弘
     迷うけど最後はやはり値が決める      千恵子
     メニュー見て迷ったあげくまた「きつね」    鶏子
     3ではなァ5ではと祝儀決まらない       孝志
     迷ったら帰って来いと待つ地蔵         紘一
   題『自由吟』
     くまモンよ不死鳥になり飛んで行け       富夫
     着こなしてあげる噂というドレス        真理子

 

選者の一句

    だってから始まる恋のアンダンテ         敏子

 


    ☆ 6月のお題は『越える』     5月末日締切りです。
    ☆ 7月のお題は『スタート』    6月末日締切りです。    

    ☆ なお『自由吟』は随時、募集しています。
 

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   今回の特選句『一言のジョークが放つ静電気』

    『ジョークが放つ静電気』…どういうシチュエーションなのでしょう?
    そのジョークは面白かったのでしょうか?
    それとも駄洒落の類いで所謂『寒い』ものだったのでしょうか?
    鋭い所を衝くドキッとするものだったのでしょうか?

    静電気はバチッと音がした気がしてビックリします。小さな火花で痛い
   場合もあります。

    でも、ジョークの種類を考えていたら、この句の面白さを味わう事が出
   来ないと思います。
    『一言のジョーク』が、何も無いところに『静電気を放つ』のです。このよ
   うな表現は見た事がありませんが、でも、何となく分かる気がします。
    作者の思いとは違うかも知れませんが読み手は様々な場面を思い浮
   かべて納得するのでしょう。
    奇抜な表現は全てが良いのではなく、読み手が納得するものでなくて
   はいけないと思います。

    この句自体が『静電気』を放ち、ドキっとさせられた気がします。