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2016/02/27(土) 第403回2月20日放送

特選句 

     降りてみて二階の用を思い出し          孝志

入選句

   題『二階』
     お久しと二階の孫と祝う屠蘇            末美
     地下二階パンドラの箱半開き           喜明
     手術から二階は便利居留守出来        瑠璃子
     白黒をつけたくなくて二階行く            益弘
     姑のふた言二階から目薬             鶏子
     大花火 二階の窓で彼と観る          なごみ
   題『自由吟』
     七草の言われを聞いて粥すする         氷筆
     ばあちゃんも時に厳しいことを云う         寿
     さりげなく直線でくる他人の目           重子
 

選者の一句

    裸木に溢れる思い打ちあける          ヨシヱ
 


    ☆ 4月のお題は『担当』      3月末日締切りです。
    ☆ 5月のお題は『迷う』       4月末日締切りです。    

    ☆ なお『自由吟』は随時、募集しています。
 

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    ☆ Fax番号     0794-86-1761
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   今回の特選句『降りてみて二階の用を思い出し』

    ああ~、わかる!まさに実感句です!
    移動すると、どうして用事を忘れるのでしょうか?用があって二階に
   行ったはずなのに。
    「あれ?何をするつもりだったんだっけ?」とか「何を取りに来たんだ
   っけ?」……どうやっても思い出せない。諦めて降りて来たら降りた場
   所でハッと思い出す。
    よくある光景です。

    『二階』というお題だから『二階』とした、というより『二階』である事が
   効いている一句だと思います。だって二階ですよ!また上がらなくちゃ
   いけないのです。用があったのですから。(二階かあああ…) 何だか
   悔しさが滲み出ているような気がします!

    日常をさりげなく詠んでリズム良く、パッと実感できる楽しい一句だと
   思います!