▼ 2015/03/26(木) 第355回3月21日放送
■入選句
題『光る』五人抜き光って見えるランナーが 瑠璃子
退職日妻が磨いてくれた靴 おーちゃん
相談もなく妻の指には光る石 敏晴
介護士の入浴介助光る汗 寿
ピカピカを今年もくれた伊達直人 なごみ
昼行灯そう呼ばれても意地はある 聖也
題『自由吟』
雪ダルマ二体そろえばキスシーン しゅういち
「もちゅもちゅ」に顔が崩れる頑固爺 節城
徘徊の杖が樹海の中に佇つ 孝志
■選者の一句
ちりぬるを見つめて春というふしぎ 敏子☆ 4月のお題は『上役』 3月末日締切りです。
☆ 5月のお題は『歌う』 4月末日締切りです。
☆ なお『自由吟』は随時、募集しています。
今回の特選句『神童か二男二才で光るもの』
長男が二才の時、真剣な顔をしてみかんの皮を剥いていました。「やっ
て!」とも「出来ない!」とも言わず口を尖がらせて一生懸命剥いている。
私は、この子に光るものを見た気がしました。 ……。
親バカってどうしようもないなあ、と今は苦笑しますが、親バカという言葉
を聞く度に思い出します。
この句は、『神童か』とまで言い切ってしまっています!どこの親も一緒な
んですね~!
この句を読んで、きっとどの『親』も、心当たりがあるのじゃないか、と思い
ました。つい、苦笑しながら『その頃』を思い出すような…。
ほのぼのとした楽しい一句だなあと思います。
1: 時森めぐ 2015年03月30日(月) 午後4時28分
70代に入り老いを感じ七十路の使い方を質問しました。ご回答良く解りました。他の例も教えて頂き新たな句への意欲が出ます。有難うございます。
2: 時森めぐ 2015年04月04日(土) 午前10時02分
4月初回たった今聞きました。桜の見ごろに合わせた楽しい広場でした。上役と自由吟、意味合いの鑑賞も人それぞれで和みました。花の季、みなさま、陽気に過ごしましょうね
3: 小池桔理子 2015年04月05日(日) 午後0時54分
時森めぐ様
コメント、ありがとうございます!
放送も聴いて下さって嬉しいです!ありがとうございます。
今日は雨で、桜は大丈夫かと心配です。
これからも楽しい放送を心がけたいと思っています!
桔理子