▼ 2017/01/21(土) 第449回1月7日放送
■入選句
題『翔く』はばたいて低空飛行それもいい 寿々
飼育員が翔き仕込むコウノトリ 氷筆
あの雲にのればふる里行くそうだ 喜明
体力も気力もあった飛んでいた 益弘
羽搏くと去年も書いてある日記 千恵子
天翔る竜をうらやむ酉生まれ 洋子
翔いて紙飛行機は雲になる 敏明
題『自由吟』
長生きの秘訣毎日超多忙 無球
耳そうじ母のぬくもり膝まくら しゅういち
むずかしい言葉はいらぬ手を握る 麦人
■投句の宛先
☆ 葉書・封書 〒673-0493 三木市エフエムみっきぃ☆ Fax番号 0794-86-1761
☆ e-mailアドレス melbo@fm-miki.jp
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今回の特選句『島唄と新酒に酔って鳥飛ばす』
新酒は秋に収穫したお米で醸造したお酒の事で、最近は『寒造
り』12月~2月頃のお酒を言うそうなので、ちょうど今の季節だと
思います。
どのような集まりだったのでしょうか。沖縄の民謡『島唄』を聞か
れて、それとも一緒に歌われたのでしょうか。遠い故郷の唄を歌い、
新酒を味わい、そして心地良く酔って。この新酒も故郷のお酒だっ
たのかも知れません。
『鳥飛ばす』、この鳥は作者の心でしょうか。心が故郷に飛んで
いく…望郷の想いが伝わる気がしました。
賑やかな楽しい宴、その楽しさの中に望郷の想いが込められて
いる気がして胸にグッとくる一句だと思いました。
桔理子