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2016/11/19(土) 第442回11月19日放送

特選句 

     癇癪の腰をよしよし温湿布           寿美代
 

入選句

   題『 腰 』
     やっかいな腰だヨイショと立ち上がる      洋子
     まあおかけ急ぐ私を引きとめる        瑠璃子
     腰痛で老いの社交場接骨院           義樹
     腰低い男が抱いているマグマ         千恵子
     CМへ直ぐ浮く腰に待て しばし          堅坊
     腰高の君の走りはまるでキリン         麦乃
   題『自由吟』
     ありがとう お世話かけます余命表        恵
     ふるさとはよもぎ団子の色になり        蕉子
     百選の棚田の景色守り老ゆ           麦人
     ひらがなで話をすると長くなる          敏晴
 

選者の一句

    君と飲む 陽気に現 混ぜながら       桔理子


    ☆来年1月のお題は『翔く(はばたく)』  12月末日締切りです。
    ☆来年2月のお題は『驚く』     来年1月末日締切りです。    
    

    ☆ なお『自由吟』は随時、募集しています。
 

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    ☆ Fax番号     0794-86-1761
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   今回の特選句『癇癪の腰をよしよし温湿布』

    『癇癪の腰』…『よしよし』…『温湿布』。
    私の勝手な深読みだと申し訳ないのですが、本当の腰痛に掛けて、
   ご自身の気持ちを詠まれているのではないかと思いました。

    日々の生活の中で一種懸命に頑張っていても時間が無かったり、
   思いが伝わらなかったり、結果が伴わなかったり。
    『癇癪』という表現が時々痛くなる腰痛ではなく比喩かなあ、と思い
   ました。「ああもう!」と言いそうになる気持ちに『よしよし』と『温湿布』
   して、さあ仕切り直そうか…。

    とっても気持ちが分かるような気がして共感しました。作者の思い
   とは違うかも知れませんが、私も時々は自分の気持ちに温湿布して
   あげて、仕切り直して頑張ろう!と思います。
                                 桔理子