▼ 2016/11/19(土) 第442回11月19日放送
■入選句
題『 腰 』やっかいな腰だヨイショと立ち上がる 洋子
まあおかけ急ぐ私を引きとめる 瑠璃子
腰痛で老いの社交場接骨院 義樹
腰低い男が抱いているマグマ 千恵子
CМへ直ぐ浮く腰に待て しばし 堅坊
腰高の君の走りはまるでキリン 麦乃
題『自由吟』
ありがとう お世話かけます余命表 恵
ふるさとはよもぎ団子の色になり 蕉子
百選の棚田の景色守り老ゆ 麦人
ひらがなで話をすると長くなる 敏晴
■選者の一句
君と飲む 陽気に現 混ぜながら 桔理子☆来年1月のお題は『翔く(はばたく)』 12月末日締切りです。
☆来年2月のお題は『驚く』 来年1月末日締切りです。
☆ なお『自由吟』は随時、募集しています。
■投句の宛先
☆ 葉書・封書 〒673-0493 三木市エフエムみっきぃ☆ Fax番号 0794-86-1761
☆ e-mailアドレス melbo@fm-miki.jp
☆ ブログ・コメント欄
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今回の特選句『癇癪の腰をよしよし温湿布』
『癇癪の腰』…『よしよし』…『温湿布』。
私の勝手な深読みだと申し訳ないのですが、本当の腰痛に掛けて、
ご自身の気持ちを詠まれているのではないかと思いました。
日々の生活の中で一種懸命に頑張っていても時間が無かったり、
思いが伝わらなかったり、結果が伴わなかったり。
『癇癪』という表現が時々痛くなる腰痛ではなく比喩かなあ、と思い
ました。「ああもう!」と言いそうになる気持ちに『よしよし』と『温湿布』
して、さあ仕切り直そうか…。
とっても気持ちが分かるような気がして共感しました。作者の思い
とは違うかも知れませんが、私も時々は自分の気持ちに温湿布して
あげて、仕切り直して頑張ろう!と思います。
桔理子