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2012/11/03(土) 第230回10月27日放送

特選句 

    主婦業の専門コース四十年          めぐ

入選句

題『消える』
     専門店値札確め店入る                
     知る人は専門知識ひけらかさず           
     専門家言いまわしには気をつかい          
     素人の方がズバリとパネリスト            
     専門科増えて受信日また増える            
     お別れはやっぱり涙専門ね              
      
題『自由吟』
     のど元で固有名詞が引っ掛る            
     朝刊を開けば起きる偏頭痛             
     甘い法螺吹けばどんどん寄る出資         
  

江戸川柳

      御相手の碁は勝ちそうで考える
   この川柳は少しひねりのある趣のある句です。
   上句の『御相手』は、『身分の高い人』という意味です。つまり、『身分の
  高い人』の相手に選ばれた実力のある人の、いかに上手に(不自然でなく)
  負けるかを考える、という、意味の深い句です。
   江戸時代、幕府は碁打四家といって幕府公認の技芸として家禄を支給し
  ていたそうです。 この時代からもう『接待〇〇』があったんですね!    

選者の一句

    ときどきは小さな意地も見せておく      ヨシヱ


  ☆12月のお題は『12月を感じさせるもの』  11月30日締切りです。


 今回の特選句『主婦業の専門コース四十年』。
 専業主婦、を『主婦業の専門コース』と詠んだ言葉のチョイスが素晴らしいです!
 そうなんですよね。主婦の知恵、主婦のやりくり。大変な事を明るく元気よくこなさ
 れている姿が浮かびます。素敵な川柳ですね(#^.^#)