▼ 2014/06/12(木) 第312回5月24日放送
■入選句
題『魚』ご先祖が小さく部屋の隅にいる 葵
哲学の部屋と名付けた我がトイレ 英樹
子供部屋仲間に入れて母さんも 清香
大家族部屋の狭さが愛強め 節城
寝起きする私の部屋も若ぶりに めぐ
片付ける私の辞書にない言葉 恭子
休肝日部屋の空気も眠ってる はるママ
題『自由吟』
時間通り来ないあなたがバスで来る 佐知
脆い骨畳んで生きた母の逝く としや
■楽々川柳
お便りコーナー寄せて頂いたお便りを時間の限り紹介させて頂きました。
楽しいお便り、川柳の事、近況報告、励ましの言葉、本当に嬉しいです。
『川柳広場』楽しんで頂けて、嬉しいです!!!
また、川柳に関する疑問・質問を受け付けています。
こんなこと、聞いて良いのかしら?って思われる事も本当はとっても新鮮
な事だったりします。
私たちも勉強になります、どしどしお寄せ下さい!(#^.^#)
■選者の一句
欲の船足元見えぬ仮分数 夏牛☆7月のお題は『運ぶ』 6月末日締切りです。
☆8月のお題は『洗う』 7月末日締切りです。
☆なお『自由吟』は随時、募集しています。
今回の特選句『子供部屋夢しぼんだり開いたり』
とてもよく分かる句で、共感できて、語呂も良くて、しかも新鮮な気が
しました。私が作りたかった句を作って下さった、って気がします!
子ども達が大きくなるまでにどれだけの夢が開いて、しぼんで、挫け
たり、立ち直ったり、いろんな事があって。
まず『夢しぼんだり』から来てるのが、本当にそうだな、って思いました。
『夢開いたりしぼんだり』よりも好きだと思いました。
十七音字の川柳ですから、こんな言葉の並び替えでも、句が生き生
きする気がします。