ようこそゲストさん

ようこそ川柳広場へ

2013/09/14(土) 第275回9月7日放送

特選句 

     夫という大きな池の中にいる               葵

入選句

題『池』
     人面魚今はどうしているのやら            喜明
     見栄張って小さな池に鯉二匹             光子
     ボート漕ぐ池にふたつの青りんご          なごみ
     石ポチャリ池の波紋で運を見る            節城
     来年は空を泳ぐと池の鯉               千恵子
     言い勝ってさざ波消えぬままの池           重子     
                                            
       
題『自由吟』
     雨降って野菜のびのび嬉しそう           瑠璃子
     断捨離の手がふと止まる記念品            氷筆
     ご褒美をチョッと自分に給料日             孝一

                                  

楽々川柳

   お便りコーナー
  寄せて頂いたお便りを時間の限り紹介させて頂きました。

  皆さま、あたたかいお便りありがとうございます!
  とっても励みになります!


  加古川川柳協会 創立十周年記念川柳大会のご案内をしました。

  日  時       平成25年9月22日(日)  午前11時開場
  場  所       加古川市  総合福祉会館
              加古川市加古川町寺家町177-12
              ☎ 079-424-4318
  交  通       JR加古川駅南口より徒歩約3分
  会  費       1,500円
  出  句       各題2句 (特別席題1句)  欠席投句拝辞

  兼  題       『十(10)』
              『亀』
              『交際』
              『楽器』
              『ワイド』

  出句締切      12時50分
  アトラクション    13時00分  ジュニアジャズバンド
  開  会       14時00分
  閉  会       15時40分

 ※お問合せ先    加古川川柳協会『蛯原 夏牛』
              ☎ 079-424-1065

  是非、ご参加くださいませ!



    

選者の一句

    古稀近し そろそろ顔を仕上げねば            敏子




    ☆10月のお題は『祭り』               9月末日締切りです。
    ☆11月のお題は『写す』              10月末日締切りです。
    ☆なお『自由吟』は随時、募集しています。




  今回の特選句『夫という大きな池の中にいる』

   「池」という物を違う角度からとらえて作られた佳句と思います。「池」=「夫」。
   素敵なとらえ方ですね!その池は大きな池なのです。
   夏牛さんが、もう、ほこほこ、嬉しそうね顔をされていました(#^.^#)
   きっと、そうなんです。気付いていないだけで。…本当はわかってますよ!
   その池の中で包まれて泳いでいる鯉たちはきっと、丸々ほっこりしているので
  しょうね!


   風邪引いてまして(^_^;)更新遅くなってすみません!<m(__)m>
   遅くならないように頑張ります!!!

1: なごみ 『葵さんの句、素晴らしいですね、夫=池、発想が素晴らしい勉強になりました。』 (2013/09/17 16:36)

2: 『わ~、なごみさんに褒められてとってもうれしいです! どのお題も難しいけれど「池」というのも苦戦でした。 ありがとうございます!(...』 (2013/09/17 17:46)

2013/09/06(金) 第274回8月31日放送

特選句 

     「だから」の三文字(ミモジ)うまく使って座をまとめ    英樹

入選句

題『だから』
     孫あらしだからで終る夏休み               重子
     阪神が勝ったビールをもう一本          おーちゃん
     一本気だから最後は掴み合い              清香
     雨だからとってもとっても愛おしい             葵
     スニーカーやる気満々特売日               恭子
     杖の先気づかう嫁の手が温い             なごみ
 
                                                   
       
題『自由吟』
     向日葵に合わせ夕焼け黄色に               寿
     リハビリの一歩に励む玉の汗             千恵子
     増税にじわじわ沈む日本丸                氷筆

                                  

楽々川柳

   『雅号』 『柳名』について

   川柳を詠む時に使用する名前を『雅号』または『柳名』と言います。
   本名をそのまま『雅号』として使用されている方も多くおられますが、ペンネー
  ムや芸名のように、別の名前で使用されている方も多くおられます。

   『雅号』は、川柳の大会の時、また、川柳を発表する時使用するわけですが、
  あまりコロコロ変更するような性質のものではないので、納得した名前を付け
  るようにしましょう。
   
   本名と『雅号』を別にすることで、自由な発想が出来るようになった、と言わ
  れる方もいます。
   本名のまま、とするか、別の名前を『雅号』とするか。
   納得して、愛着の持てる名前が良いですね!
   

    

選者の一句

    若かった恋もあなたも空も  青            桔理子



   
    ☆10月のお題は『祭り』               9月末日締切りです。
    ☆11月のお題は『写す』              10月末日締切りです。

    ☆なお『自由吟』は随時、募集しています。




  今回の特選句『「だから」の三文字(ミモジ)うまく使って座をまとめ』

   お上手な句だなぁ、と、まず感心しました。
   この句は、五・七・五 の句ではなく、 七・七・五 となっています。でも、リズ
  ムも良く、句として、とても良くまとまっているので、問題は無いです。
   『三文字』を『みもじ』と読ませ、なかなか、心憎い句ですね!

   あちらにも「だから、」と説明し、こちらにも「だから、」と説明して納得させる人。
  確かに、いますね!そして、そのような人が一人居られると、会議がすんなりま
  とまり、座もまとまり。
   目に浮かぶ情景を詠まれた川柳です。

   

2013/08/28(水) 第273回8月24日放送

特選句 

     好きだから許しています あの事も            光子

入選句

題『だから』
     冷めました だから別れて今一人            清香
     写真焼くどうせ叶わぬ恋だから              英樹
     会議中だからと割り込む古狸                寿
     目立ちたい出る杭だから叩かれる           千恵子
     「兄ちゃんだから」言いすぎ長子ダメにする       氷筆
     満ち足りた日だから明日も頑張れる          なごみ                                                       
題『自由吟』
     とんぼりのグリコが走る飽きもせず           喜明
                              

川柳ヒストリー

     総選挙また鉄道でだますのか      亭々子(テイテイシ)

   七月二十一日、参議院選挙がありました。今回の選挙からネットが解禁
  となり、選挙戦が変化するだろうと報道されました。
   明治25年(1892年) 121年前、帝国議会衆議院の2回目の総選挙の時の
  川柳です。
   出典は、読売新聞社『川柳二百年/川上三太郎 編』、作者は『亭々子』で
  す。明治25年の川柳が生き返ったのです。
   明治23年11月、第1回総選挙に当選した議員は、1年余後解散、第2回
  総選挙となったのですが、『鉄道でだますのか』というは、当時、予算の為の
  法案が不十分で多額の剰余金が生じ、その使途に『この地方に鉄道をひく。
  駅を造る』という利益誘導の政策で票を集めた、という句です。
   百余年前の川柳、ですが、現代も納得の川柳です。
 

   

選者の一句

    高齢を現役並みと褒め言葉            正明



    ☆10月のお題は『祭り』                 9月末日締切りです。

    ☆なお『自由吟』は随時、募集しています。




  今回の特選句『好きだから許しています あの事も』

   一見、優しい女性の句、のように思えるのですが…。
   ようく噛み締めて読んでみると、むむむ、なかなか怖い句ではないでしょうか。
   『あの事も、って、何だい?』 『あの事よ』 (どの事だろう?) と考えてもヘ
  タな事は言えない。ドギマギする男性とにっこり微笑む女性の姿が浮かぶよう
  な…。もちろん、目の奥は探るような(^_^;)
   でも、許しているんですもの!良いじゃないですか!女性の勘の鋭さは侮れ
  ません。でも、許してるんですから。
   少し、ゾッとして、少し可愛い女心を詠んだ句ですね!

 

2013/08/23(金) 第272回8月17日放送

特選句 

     几帳面いつもだからで嫌われる            めぐ

入選句

題『だから』
     ほら倒けただから言わないこっちゃない        氷筆
     だからから始まる愚痴は終りなく            喜明
     応援歌うたっているよ母だから               葵
     九条の点す平和の灯を消すな          おーちゃん
     噂だから言うだけ言って気にするな         千恵子
     打ち明けず初恋だからそっと在る            朝子
                                       
       
題『自由吟』
     公園に落ちてる老いの愚痴話                健
                        

江戸川柳

     仏壇の戸は明ける時袖たたみ

    八月はお盆の月です。仏壇の川柳をご紹介します。柳多留165篇の句。
    魚問屋 水谷金蔵が五代川柳を襲名し、1840年代頃に出版しています。
    『袖たたみ』は、和服の略式の畳み方。句の意味は、事実を事実として詠
   んだ句と思われます。『仏壇の扉を明けた時に開けると「袖たたみ」つまり
   略式の畳み方で収納されていた』、後に『柳風狂句』と称する選をした五代
   川柳ですから祖先崇拝の念が軽んぜられた時代だった、と言えるようです。
    天保4年から7年は全国的に大飢饉、天候不順の冷害・洪水・大風雨が
   あり、幕府の財政は悪化、、幕府、農民、町民ともに苦しい時代でした。そ
   の頃の日常の一コマを詠んだ句と思われます。



選者の一句

    ポケットに遥かはるかが渦を巻く            ヨシヱ


   
    ☆9月のお題は『池』                8月末日締切りです。
    ☆10月のお題は『祭り』              9月末日締切りです。               

    ☆なお『自由吟』は随時、募集しています。




  今回の特選句『几帳面いつもだからで嫌われる』

    几帳面は良い性格だと思うのですが(^_^;)私などは変な所で几帳面な
   所があり、つい口を出したくなりますが、半分くらいは我慢します。…几帳
   面でない部分を突っ込まれたくないので!
    そう考えると几帳面は美徳でありながら「それくらい大目に見てよ!」って
   事になるのでしょうね!
    ちょっと穿ちの効いた一句だと思います。


  

2013/08/12(月) 第271回8月10日放送

特選句 

     説得力なくてだからを繰り返す             氷筆

入選句

題『だから』
     だからから始まる妻のお説教            千恵子
     だから今増税稼働身構えて                栄
     小さくなる尾灯へだからくり返す            重子
     横着の性格だからこんなもん              めぐ
     青臭いトマト同士で恋芽生え             なごみ
     弁解はしっかり聴きました だから?           葵
     大人だから男だからと荷を負わせ           英樹
                                                 
       
題『自由吟』
     お盆ですお墓で舞って千の風               寿
     鮭登る恩に報いるためじゃない            喜明
                                  

楽々川柳

   お便りコーナー
    
  兼題(お題)のある川柳の作り方について
  
   川柳には『題』に沿って句を作る『兼題、またはお題』ものと、自由な発想で
  句を作る『雑詠、または自由吟』があります。
   他にも絵やカード等を見て作る『印象吟、またはイメージ吟』、参加した句会
  で、その場で出された兼題に沿って句を作る『席題』等がありますが、今回は
  『兼題(お題)』について、解説したいと思います。

   兼題のある場合、その言葉を句に入れて作る事を『読み込み』と言います。
  最近は、どこの句会・大会でも読み込みしてもしなくても大丈夫です。『読み込
  み不可』の場合は、兼題の言葉を入れずに作句します。
   初心者は兼題の言葉を入れて作る方が、楽に作れるように思います。今回
  でしたら『だから』を入れて作った方が楽です。でも、句は2句、3句と提出出来
  るので、兼題を入れずに、一句は兼題に沿った内容の句を作ってみるのも面
  白いし、力にもなるのでチャレンジしてみましょう。
   兼題の言葉を前に持ってくるか、後ろに持ってくるか。
   なかなかイメージが湧かない時は辞書を引くのも手です。辞書にはいろいろ
  その言葉の持つ意味が書かれているので、イメージが湧く事があります。



選者の一句

    この夏も踊る阿呆に成り切れず           敏子



   
    ☆9月のお題は『池』                 8月末日締切りです。
    ☆10月のお題は『祭り』               9月末日締切りです。

    ☆なお『自由吟』は随時、募集しています。





  今回の特選句『説得力なくてだからをくり返す』

   言葉とは難しいもの。他人に思いを伝えようとすると、よほど話し上手な人で
  ないと上手く伝わらないです。
   適切な表現が出来ず、ついつい『だから、』と、重ねて説明するも、まだ足りな
  い。また、補足する時に使う『だから』。
   つい状況が浮かぶ、面白い一句です。
   『だから』をくり返してしまう自分を、少し醒めた目で、一歩引いて詠まれている
  のかも知れません。『説得力なくて』…ちゃんと反省されているんですね!
   ふと、ほのぼのした気持ちになります。