■入選句
題『投げる』うっちゃりを助けてくれた徳俵 益弘
投げ掛けて投げ返されて一歩前 ヒッシ
数人に誤解をさせる投げキッス 孝志
波紋だけ投げて逃げてる週刊誌 野薫
投げだした息子の足の反抗期 おーちゃん
お互いに浮き輪投げ合い五十年 堅坊
題『自由吟』
弁護士を立ててこじれる離婚劇 としや
再会に昔のままと言うお世辞 義樹
散る時を知らぬ哀しい曼珠沙華 シズヱ
■選者の一句
許されていますか 裏表紙の緋色 敏子☆ 来年1月のお題は『飛ぶ』 12月末日締切りです。
☆ 来年2月のお題は『二階』 来年1月末日締切りです。
☆ なお『自由吟』は随時、募集しています。
■投句の宛先
☆ 葉書・封書 〒673-0493 三木市エフエムみっきぃ☆ Fax番号 0794-86-1761
☆ e-mailアドレス melbo@fm-miki.jp
☆ ブログ・コメント欄
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今回の特選句『投げきった俺を褒めてる俺がいる』
『投げきった』、やり切った、力を尽くし切った『俺』を、褒めている
『俺』がいる。
誰でもありません。『俺』が褒めているのです。
何でも一生懸命すれば叶うなんて魔法を信じていたのは若い頃
だけ。だからこそ、この句は心に響くのでしょうか。
力強く、でも、それはきっと褒めてやりたいほどの事だった、という
含みが滲み出ており、深い一句だと思いました。誰にでも経験があ
る事なのかも知れません。だからこそ共感を呼ぶのでしょう。
言いたい事をズバッと言い切った詠み口も素晴らしいと思います。
1: めぐ 『11月末の川柳広場で原節子さんが亡くなられてと聞き、新聞の報道が有ったばかりなのに、新鮮な広場に感動しました。今年のびっくりぽん...』 (2015/12/08 9:40)