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2012年10月の日記

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2012/10/04(木) 第226回9月29日放送

特選句 

  手花火の消えた指から秋になる          英樹

入選句

題『消える』
   目印のほくろが消えた美顔水              
   蛍の光燈に近づいて消え失せる           
   消えて行くあの人思い涙ぐむ              
   ボルト級崩したお札手元から             
   割り勘の払いに消えていた彼奴           
   あの文を消しておかねば日記帳           
   呆気無く友の一言グッドバイ              
  
   
題『自由吟』
   神様も節電守り昼寝中                  
   まだ未練ある更新に汗をかき              
  

江戸川柳

      三十八年いきのびて筆をとり
   人生五十年と言われていた時代、三十八年生き延びると八十八歳、米寿です。
  長寿のお祝いで、当時は、米寿にあやかろうと世間の人が一筆、何か記念に書いて
  くれと頼んでいた様です。     

選者の一句

    何となく信用してる時刻表      夏牛


  ☆11月のお題は『侍(さむらい)』    10月30日締切りです。
  ☆12月のお題は『12月を感じさせるもの』  11月30日締切りです。


 今回の特選句『手花火の消えた指から秋になる』。
 庭で花火をする風景、秋になりひっそりとした庭、月夜でしょうか。 
 情景が浮かんでくるようです。『指から』って表現が素敵だと思いました。