『特選句』
気苦労があったのだろう白い髪　　益弘

お題『白い』
皆無言白いマスクの朝が行く　　恭子
ピョンチャンの氷捕まえ一歩前　　富夫
パックした顔に宅急便のベル　　真
告白を睦月の風が背を押す　　わか子
潔白だと言えば黒と疑念の目　　しゅういち
似合った白い割烹母偲ぶ　　敏子

『自由吟』
どん底で祈るしかない試練の日　　恵
培った長所一ツで生きて行く　　めぐ
また忘れ笑うしかない私です　　朋子
ふるさとで紐のゆるみを締め直す　　節子

『川柳ヒストリー』
転宅のここらに犬の医者がなし

『選者の一句』
句碑覆う如く初雪降り頻る　　正明

お題
３月『ゆるむ』２月末締切
４月『わくわく』３月末締切

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『特選句』
ただ一人唱える異論チカラいる　　一徳

お題『成功』
せめてでも達成感を噛み締める　　洋子
成功談読む感激に聞く不快　　堅坊
人生で幾度成功味わうか　　めぐ
成功の足を引張る嫉妬心　　恭子
八合目首尾を仰いで酒二合　　真
してやったりスクイズ決まる夏の詩　　喜佐男
成功の陰にはいつも妻が居る　　名前不明

『自由吟』
メンバーと共に笑える安堵感　　しゅういち
微積分解けなくったて生きる僕　　一本杉
曽孫九人果報と思う日向ぼこ　　わか子

『江戸川柳』
鶴は古いと入道は犬に金

『選者の一句』
ポケットに手擦れの句帳しのばせて　　ヨシヱ

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