『特選句』
信じすぎ頼りすぎても気がゆるむ　　しゅういち

『入選句』
お題：ゆるむ
運までも連動してた気のゆるみ　　益弘
だんだんと威厳小さくなる傘寿　　葵
初孫が緩んだネジを締めに来る　　真
年明けてゆるめたサイフしめ直す　　とし子
失言は気のゆるみいや本音かも　　洋子
お題：自由吟
午後十時外車がズラリ塾の前　　一徳
青い空に消えた風船老いの夢　　和代
お人好し適役などと踊らされ　　麦人
農家にも３パーセント賃上げを　　安倍さんにひとこと

お題
４月：「わくわく」　３月末締切
５月：「五」　４月末締切
自由吟は随時受付中です。

『川柳ヒストリー』
老いてなお華やぐ刻を雛節句　　松田咲江

『選者の一句』
ほどほどの楽しみあって明日目指す　　正明

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『特選句』
白寿とや背負いきれない回顧録　　喜明

『入選句』
お題：白い
白髪の似合うあなたのお人柄　　恵
白い朝窓越しに見てまた寝床　　ガマ
リタイアの手帳に白が鎮座する　　益弘
余白には病い記入の年賀状　　朋子
緊張をマスクが隠す試験場　　恭子
少々では白旗掲げぬ妻と居る　　洋子
白か黒か今はグレーでケセラセラ　　寿
裏金を産み出す白い領収書　　堅坊
たまたまと計画的が白を着る　　敏晴
純白のウエディング着た孫まぶし　　弘幸

お題
４月：「わくわく」　３月末締切
５月：「五」　４月末締切

『江戸川柳』
はつ雪を煩ふ母へ盆で見せ

『選者の一句』
曲がり角今日も逢えたねハイタッチ　　ヨシヱ

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『特選句』
世渡りの笑い袋と泣き袋　　進

『入選句』
お題：白い
ソックスの眩しい白に視る序曲　　真
そのままでいいんだ白い大根も　　ゆき子
温度差に対茶碗さえ白を切る　　節子
大根がやけに白くて手が出せぬ　　洋子
白い塔釘づけだったテレビ前　　なごみ
白い歯が顔いっぱいのインタビュー　　喜佐男
めぐりくる吾子の命日白い雲　　末美

自由吟
寒いねと梅がおしゃべりする二月　　麦人
電子辞書重宝すぎて字が書けぬ　　めぐ
派手かなあ孫の祝い服を着て　　瑠璃子

３月「ゆるむ」２月末締切
４月「わくわく」３月末締切

『選者の一句』
真実を語ると車しみだす土台　　敏子

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『特選句』
深い皺の遺る全てが我が歴史　　一徳

『入選句』
お題：白い
白い歯をさらに磨いて今生きる　　富夫
白黒と決めたあの日は若かった　　寿
白い歯がこぼれ納得したようだ　　麦人
真っ白がグレーに変わりやがて黒　　一本杉
始まりも終わりも影がない白魔　　まこと
白い町右も左もみなマスク　　堅坊
何色にでも染まる白とは限らない　　はるママ

自由吟
年おんな七回りして戌吠える　　恵
角界の救いの神か栃の心　　喜明
北風のノックで春がゆるみだす　　ゆき子

お題
３月「ゆるむ」２月末締切
４月「わくわく」３月末締切
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『選者の一句』
いい知らせ心に丸を描いておく　　ただじ

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