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2017/05/06(土) 第462回4月8日放送

特選句 

 それぞれの立場で名刺ものを言い    英明
 

入選句

題『それぞれ』
 それぞれの人生がある靴の音      義子
 十人が十色で世間闊歩する       益弘
 それぞれの課題集まる美容院      麦人
 訳ありのそれぞれの品捨てられず    めぐ
 花 はな 花 それぞれ言い分あるのよね  節子
題『自由吟』
 年の功アングル変えて今日を生き     恵
 落日が確かな明日を置いてゆく     喜明
 日向ぼこ猫とじいさんリズミカル    朋子
 花見には去年の友と会えるかな    瑠璃子
 

選者の一句

 オアシスになろうと春のチェロ響く  ただじ



☆6月のお題『マスコミ』 5月末日締切り。
☆7月のお題『魅力』   6月末日締切り。    

☆ なお『自由吟』は随時、募集しています。
 

投句の宛先

 ☆ 葉書・封書   
   〒673-0493 三木市エフエムみっきぃ
 ☆ Fax番号     0794-86-1761
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今回の特選句『それぞれの立場で名刺ものを言い』

 私が川柳を始めた時、私の師と仰ぐ方は、『川柳は師も弟子も無い。私たちはたまたまこうして勉強会で出会って、私が講師という立場にいるから、この場所では先生と呼んで貰ってもいいけれど句会では「さん」付けで呼んで下さいね』と仰いました。
 私が川柳は素敵だなと思った最初の事です。以来ずっと実行中です。

 川柳では名刺の肩書は無効です。でも、一般社会では『名刺』はその人物を越えて『ものを言』うのでしょう。

 便利な場合も、さぞかし困る場合もあるのでしょう。『名刺』は立場を優先します。

 仕事の現場を、有様を、少しの風刺も込めてサラリと詠まれた一句、うんうん、と頷かれる方も多いと思います。(桔理子)