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2020/03/30(月) 第620回  4月18日放送

【今日の一句】
柔軟剤 頑固親父を浸けてみる  葵

『入選句』
お題:ふわふわ
一句浮かんだのにつかみ取れぬまま  雨径
ふわふわと多数派に乗る風見鶏  喜佐男
地に足のつかない彼は大嫌い  朋子
踏ん張るもふらつくのです老いの足  洋子
寝過ごしを羽毛布団のせいにする  益弘
春風にタンポポの綿 蝶になり  鶏子

お題:自由吟
悩み事あるが体重増えている  進
こだわらず家族に凭れ生きのびる  恵
10円で買えない駄菓子消費税  ブタ子
言い訳の言葉だんだんグレー色  寿

募集中のお題
5月:「さわやか」4月末締切
6月:「出る」5月末締切
自由吟は随時募集しています。

『川柳アラカルト』
時事川柳「倒産でない閉店がふえている」  前田咲二

 時事川柳は時代を切り取るが、色あせない句もある。この句は10年くらい前に作られた。シャッター街が増えたが倒産したのではない。跡継ぎが無いのだ。その悲哀を詠った句である。しかし、今はコロナウイルスによる本当の倒産が危ぶまれている。

【選者の一句】
故郷の谺は違う事を言う  紘一

投句・お便りの宛先
〒673-0493
三木市エフエムみっきぃ
FAX:0794-86-1761
メール:melbo@fm-miki.jp
たくさんの投句・お便りお待ちしています。

2020/03/30(月) 第619回  4月11日放送

【今日の一句】
うわついた世間一喝とぶコロナ  恭子

『入選句』
お題:ふわふわ
コンテスト結果を知って雲に乗る  修一
わだかまりふわっと流す春が来た  ゆき子
ふわりふわ蝶が子供に嗾ける  富夫
傷ついた世も咲くサクラふわふわと  治
堅物がたまにフワフワミステーク  めぐ
学禁の校門横のアンパン屋  高島

お題:自由吟
新コロナ センバツ中止児が涙  とし子
消しゴムに笑われている一行詩  喜佐男
枯れ枝と新芽の語らい春ですね  節子
夢乗せた機影見送る親心  鶏子

募集中のお題
5月:「さわやか」4月末締切
6月:「出る」5月末締切
自由吟は随時募集しています。

『川柳アラカルト』
川柳は人間である   椙元紋太

 椙元紋太さんの言葉です。川柳は人間そのものを詠む、そして、川柳は師も弟子もない、皆、一人一人が尊重しあい、句の前には同等であると最初に教えられ、感動しました。皆様と一緒に川柳を楽しみ、一緒に向き合っていきたいな、と思っています。(桔理子)

【選者の一句】
ことさらに人恋う春のぼたん雪  敏子

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