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2012/10/08(月) 第227回10月6日放送

特選句 

  堂々と媚びぬ白寿の御発言           千恵子

入選句

題『専門』
   横文字を並べただけで専門家             
   専門店それしか出来ぬ店も有り           
   いっちょかみ何でも仕切る評論家          
   小さな文字注釈だらけの専門書           
   たらればを専門にして生きている          
     
題『自由吟』
   将棋指し碁も打ち川柳ひねります          
   これだけは今日やりましょう出来て吉         
   さようなら大きな声でそれを言う              
    

川柳ヒストリー

      折角の世の中草臥れてはならず     椙元紋太
   井上剣花坊(けんかぼう)に始まる新川柳運動を更に推進して田中五呂八(ごろ
  はち)は、『川柳は詩である』と提唱したのが大正時代。しかし、間もなく石原青龍
  刀(せいりゅうとう)らが『川柳は詩ではない』と反論。『川柳詩論』『川柳非詩論』の
  対立の中で、明日の川柳を如何にするかの声が高まり、『川柳は川柳なり』の意
  見が生まれたが、理論として成立する言葉とは思えないので、昭和三年、椙元紋
  太(すぎもともんた)が『川柳は人間である』と言って、詩、非詩の対立を整理した。   
 

選者の一句

    国民はねじれ選んだこと忘れ      正明


  ☆11月のお題は『侍(さむらい)』    10月30日締切りです。
  ☆12月のお題は『12月を感じさせるもの』  11月30日締切りです。


 今回の特選句『堂々と媚びぬ白寿の御発言』。
 なんて潔い一句だろう、と思いました。しかも、なんてスッキリまとまっていて!
 こんな風に歳を重ねたいです。

2012/10/08(月) お詫びとお知らせ

エフエムみっきぃでの7日(日)の再放送分ですが、「大宮八幡宮秋祭り 実況生中継」放送延長につき
放送時間を変更してお送りしました。
尚、放送をお聴き逃しの皆さまにつきましては、BAN-BANラジオで13日(土)・再放送14日(日)の放送分をお聴きいただければ、7日(日)放送分と同じ内容が聴く事が出来ます。
BAN-BANラジオは、サイマルラジオでお楽しみください。
聴き方など詳しくはBAN-BANラジオのホームページをご確認ください。

2012/10/04(木) 第226回9月29日放送

特選句 

  手花火の消えた指から秋になる          英樹

入選句

題『消える』
   目印のほくろが消えた美顔水              
   蛍の光燈に近づいて消え失せる           
   消えて行くあの人思い涙ぐむ              
   ボルト級崩したお札手元から             
   割り勘の払いに消えていた彼奴           
   あの文を消しておかねば日記帳           
   呆気無く友の一言グッドバイ              
  
   
題『自由吟』
   神様も節電守り昼寝中                  
   まだ未練ある更新に汗をかき              
  

江戸川柳

      三十八年いきのびて筆をとり
   人生五十年と言われていた時代、三十八年生き延びると八十八歳、米寿です。
  長寿のお祝いで、当時は、米寿にあやかろうと世間の人が一筆、何か記念に書いて
  くれと頼んでいた様です。     

選者の一句

    何となく信用してる時刻表      夏牛


  ☆11月のお題は『侍(さむらい)』    10月30日締切りです。
  ☆12月のお題は『12月を感じさせるもの』  11月30日締切りです。


 今回の特選句『手花火の消えた指から秋になる』。
 庭で花火をする風景、秋になりひっそりとした庭、月夜でしょうか。 
 情景が浮かんでくるようです。『指から』って表現が素敵だと思いました。

2012/09/26(水) 第225回9月22日放送

特選句 

 道案内頼りの店が消えた町            としや

入選句

題『消える』
   洗たくの泡にも似てる 消えた恋            
   被災地を思えば不満消えている             
   返事待つ打ち上げ花火消えるまで          
   閉店の貼紙ふえる旧市内                 
   走るD51派手な音立て消え去りぬ           
   
題『自由吟』
   茄子の恥かしそうに実をつなぐ            
   袖通す父の着物がよく馴染む              
   久しぶり息子の寝息夫に似て             
   暑くなれ よっぽど良いぞ冷夏より            

楽々川柳

      『句のひとり歩き』について
       川柳は作者の手を離れたら、その句の鑑賞は読み手にゆだねられる、
       という事についての解説。
    

選者の一句

    好き嫌いメトロノームに問いかける     桔理子


 ☆10月のお題は『専門』    9月30日が締切りです。
 ☆11月のお題は『侍(さむらい)』    10月30日締切りです。


 今回の特選句『道案内頼りの店が消えた町』、経験があります。
 目印にしていた店が他のお店に代わっていて、ちゃっかり曲がり損ねて…って
 いう話。
 実感の時事川柳です。

2012/09/22(土) 第224回9月15日放送

特選句 

  サイダーの泡が弾けて夏盛り           春喜

入選句

題『消える』
   日中韓友情の火よ消えないで            
   涙して消す亡き友の住所録              
   肩書きに赤線引いて出す名刺            
   灯の消えた商店街のぬるい風            
   消えかかる意地と根性お家芸
              
題『自由吟』
   老い笑う足の裏にもしわができ            
   五年前食べたウナギの味ほのか           
   来る筈のない人見てる喫茶店             
    好きなのに好きと言えずに彼岸花          

楽々川柳

      今回はリスナーの皆様から頂いたお便りを紹介させていただきしました。
      川柳や作句、様々な疑問に思うことなどありましたら、お寄せ下さい。
    

選者の一句

    蜩を独り聴いてる 誕生日            敏子


 ☆10月のお題は『専門』    9月30日が締切りです。


 今回の特選句『サイダーの泡が弾けて夏盛り』サイダーの泡が弾けて消える。
 夏の一コマもそんな風に、弾けるように、過ぎて行ったのでしょうか。
 爽やかな一句だと思いました。